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「記憶の形状記憶」をコンセプトに立体作品を制作。成長していくと記憶は曖昧になっていく。
思い出の品も全て持っているものは、当時の状態で維持できるものは殆どない。
自身の記憶を辿ってみると、私のそばに変わらずにいたのは実家から徒歩五分のところにある海だけだった。
今も海の景色は変わらない。
普遍的な海の海水で曖昧な存在の記憶や物を形状記憶させることで、その存在の不安定さを顕著にし海の普遍さを表現した。